AWSアカウント作成〜セキュリティ対策 Part2:ルートユーザーのセキュリティ対策

本記事は、下記 Hands-on を元にしています。
AWS Hands-on for Beginners
Security #1 アカウント作成後すぐやるセキュリティ対策

https://pages.awscloud.com/JAPAN-event-OE-Hands-on-for-Beginners-Security-1-2022-reg-event.html?trk=aws_introduction_page

参考

「03_IDアクセス権管理 (1)」:2-1、2-2、2-3

「04_IDアクセス権管理 (2)」:2-4

 

ルートユーザーのセキュリティ対策として

下記4つを行っていきます

2-1. MFA の設定

2-2. アクセスキーの削除

2-3. パスワードポリシーの設定

2-4. 請求情報へのアクセス設定

※ルートユーザーでサインインしている状態から
 下記、進めていきます。

2-1. MFA の設定

IAM 画面表示
  1. 上部の検索入力欄に「iam」と入力する
  2. 検索結果の「IAM」をクリック
MFA とは

Multi-Factor Authentication の略で多要素検証の意味。

AWSへのサインイン時に、アカウントとパスワードによる認証に加え、

携帯電話等のデバイスから発行される6桁の数字(ワンタイムパスワード)の

入力を要求して、より高いセキュリティを実現するもの

IAM ダッシュボード
  1. 「MFAを追加」ボタン押下
MFA の有効化
  1. 「MFAの有効化」ボタン押下
MFA デバイスを選択
  1. 「続行」ボタン押下
    ※ここでは「仮想MFAデバイス」で進めます
仮想 MFA デバイスの設定
  1. 「互換性のあるアプリケーションのリスト」リンクをクリック
    ※Android、iPhone で対応している仮想MFAアプリを確認できる
仮想 MFA アプリのインストール
  • 表示したページの真ん中あたりにAndroid、iPhone別に対応している仮想MFAアプリが表示されています
  • 既に利用しているアプリがあれば、そのアプリを使用できます
  • 利用しているアプリがなければ、いずれかを携帯デバイス(Android・iPhone)にインストールします
QR コード表示
  1. 仮想MFAデバイスの設定画面に戻り「QRコードの表示」をクリック
携帯デバイスの仮想 MFA アプリとの連携
  1. QRコードを携帯にインストールしている仮想MFAアプリで読み取る
  2. 表示されているMFAコードを「MFAコード1」に入力
  3. 時間により変わったMFAコードを「MFAコード2」に入力
  4. 「MFAの割り当て」ボタン押下
仮想 MFA デバイス設定完了
  1. 「閉じる」ボタン押下
仮想 MFA が登録されていることを確認
  • MFAが登録されたことを確認
IAM ダッシュボードの確認
  • IAM ダッシュボードを表示し、「rootユーザーはMFAが設定されている」のアイコンが緑色になっていることを確認

2-2. アクセスキーの削除

セキュリティ認証情報画面でアクセスキーを確認
  1. アクセスキーは設定がないことを確認
    ※デフォルトでは、アクセスキーは1つもない状態(設定がない状態)です
  • ルートユーザーのアクセスキーは権限が強すぎるため、権限を制限したIAMユーザーで作成することが推奨されています
  • ルートユーザーのアクセスキーが表示されている場合、使用しているか確認を行ってから別途、IAMユーザーで作成したものに置き換えを検討した方がよいでしょう

2-3. パスワードポリシーの設定

パスワードポリシー画面表示
  1. 左メニュー「アカウント設定」をクリック
パスワードポリシー変更
  1. 「パスワードポリシーを変更する」ボタン押下
パスワードポリシーを設定
  1. 必要に応じて任意に設定を行い、「変更の保存」ボタン押下
    ※上図の内容は例です。プロジェクトの規定に合わせる等、適宜変更して下さい。
パスワードポリシー設定完了
  • パスワードポリシーの設定完了

2-4. 請求情報へのアクセス設定

ルートユーザーを極力使用しないようにするため、IAMユーザー/ロールに請求情報へのアクセスを許可する設定を行います。

アカウント設定
  1. 右上のルートユーザーのプルダウンをクリック
  2. 「アカウント」をクリック
“IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセス”の編集
  1. “IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセス” 右横の「編集」をクリック
IAM アクセスのアクティブ化
  1. 「IAMアクセスのアクティブ化」にチェックを付ける
  2. 「更新」ボタン押下
アクティブ化の確認
  • 「IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセスは有効になっています。」に表示が変わります